敵キャラさんに50の質問
1、お名前をどうぞ。できれば本名、正式名で。
僕の名はラス・エルカーン。武器商人さんですよ。
2、あだ名があればそちらも。
うーん。そーいうのはありませんでしたねぇ。通り名とか作ってほしかったです。
3、外見の描写をお願いします。
今は金色の髪に水色の瞳です。樹さんは空色の目って言ってましたが。で、昔はその「空色」の髪と目でした。金髪になったのは染めたからです。魔法とかそういうのは関係ありませんよ。
4、性別を教えてください。
男です。個人的には女の子でもよかったかなー、と思ったんですが、女の子だと力で負けちゃいますからね。だから男でよかったのかも。
5、誕生日はいつですか。
昔のことなので忘れちゃいました。あは。
6、年はいくつですか。
見た目は十四歳です。でも本当の年齢は秘密。ひみつひみつっ。忘れたわけじゃないですよー。
7、あれば星座と血液型を教えてください。
星座はわかんないですけどねぇ、僕はO型だと思うんですよね!
8、スリーサイズと靴のサイズも教えてください。
スリーサイズとか測ったことないですからねぇ。僕はまだまだ子供なので、靴のサイズは小さい方だと思いますよ?
9、家族構成をどうぞ。
異端者、でしたからね。親がどんな人かは分かりません。近所の人にお世話になってましたから。
ダザイアさんは僕にとっては家族のような人でした。
10、生まれた場所はどこですか。
アユラツ、だと思います。詳しくは分かりませんが。
11、戦闘時の装備を教えてください。
力が戻るまでは戦闘には参加しませんでしたけどね。それでも魔法だけは使ってました。
力が戻ったら、昔のように二本の剣で叩きます。
12、その装備はどこで買いましたか、もしくは誰が作りましたか。
自分で作りました。これでも武器商人やってましたから。
13、初登場はいつ、どこでしたか。(予定でも可)
第二幕の第一章でした。洞窟内で魔物に襲われたふりして樹さんに近づいたんです。実はそれはシンさんに「ヴェイグの野郎の様子を見てこい」って言われたからなんですけどねー。
14、得意技を教えてください。
どちらかというと剣術の方が得意ですねー。魔法は、元から魔力が多かったから使ってるだけであって、剣術の方が個人的には好きでした。
15、何の仕事をしていますか。出来るだけ詳しく教えてください。
武器商人です。武器を作ってお客様に売り、お金を儲けるとってもすばらしい仕事ですよ!
16、その仕事での地位はどれくらいですか。
僕はどこの組織にも属しませんからね! いわゆる一匹狼ってやつですか。我ながらなかなか格好良いじゃありませんか。うふふ。
17、その仕事は給料が出ますか。それはいくらくらいですか。
お給料と言うよりも、お客様が買ってくださった料金がそのままお給料になりますからね。武器が一つ売れたら一日は生活できるほどになります。
18、誰が支払ってくれていますか。
もっちろん、お客様。
19、根城はどこですか。
シフォンの背中でーす!
って言ったらシンさんが怒りますからね。ありませんよ。
20、あなたにとって敵となる人の言葉を話せますか。
ま、僕はすばらしき一族の一員ですからね! オールマイティなんです。言語だってばりばりですよ。
21、好きなものを教えてください。
自分とお金です。お金は裏切りませんしねー。とっても信用できます。
でも今では、樹さん達やシンさんやシフォン、それにスーリさんやダザイアさんのことも大好きです。
22、嫌いなものを教えてください。
昔はシンさんとシフォン以外の人は嫌いだったんですけどね。あーでもあのソイって精霊は嫌いです。僕らのことを「物語」だなんて言って、何様のつもりですか?
23、あなたは存命中ですか、死亡中ですか。
死んじゃいました。あはは。
24、存命中なら、敵(ヒーロー?)と戦った事はありますか。死亡中ならどのように誰に殺されましたか。(個人名でどうぞ)
樹さんに刺されて殺されるかと思いましたが、ソイに身体を操られてぼろぼろになって、樹さんとアレートさんとオセって精霊の三人がかりの呪文によってソイを追い出したんですが、それに僕の体が持たなかったようで。限界でしたね。
25、死に方は、やはり袋叩きでしたか。(存命中の方も予想してみてください)
あれって袋叩きって言うんでしょうか。とりあえず相手は僕を助けようとしてくれたので、違うんじゃないでしょうか。
26、死んでも甦る事は可能ですか。
無理、でしょうね。世の中には蘇生魔法ってのもあるそうですが、それに失敗したら幽霊みたいに魂だけの存在になるそうですし。そんなのはごめんですよ。
27、信仰などはしていますか。
一族のみんなのことは尊敬してます。けどこれって信仰じゃないですよね。それに、もうそのことはふっきれましたし。今では自由な身分ですよ。
28、今までにどれくらい殺してきましたか。
誰もいないところでは剣術とか魔法とか使って魔物を倒したりしてたんですが、たまーに見つかったりすることがあるんですよね。そういう場合は殺しました。後々厄介なことになりますから。
29、死ぬ覚悟はありますか。
っていうか死んじゃいました。覚悟ならありましたよ。ええ。
30、死んだらどんな墓に入りたいですか。
そうですね、とっても大きなお墓にたくさんの綺麗な花を飾っておいて欲しいですね!
と昔なら思いました。でも今はもう、お墓はいりません。樹さん達が僕のことを覚えていてくれるなら、それ以上に幸福なことはありませんから。
31、理想の死にかたはなんですか。
世界を壊してから死ぬこと。だったんですよね、昔は。
今はもう、これで充分ですよ。ちょっと格好悪かったけど。
32、絶対に嫌な死に方はなんですか。
むむむ。そーですねぇ。死んだ後に甦らされることですかね。それって僕にとっては死ぬことと同じですし。
33、嫌いな人はいますか。その人は誰ですか。
今はだーれもいませんよ。皆さんとっても好きです。
人じゃなくって精霊ならいますけど。
34、あなたにとって敵をどう思いますか。
敵……樹さん達やスーリさんのことですね。
樹さん達は最初は利用しまくってましたからねぇ。なんかものすごく思い通りに動いてくれて、とても嬉しかったことを覚えています。でもその後に大きな反動があってこんな結末に。
スーリさんは最初から邪魔ばかりしてきましたねぇ。とっても気に食わなかったけど、あの人、今思ったら僕やシンさんのことを気遣ってくださってたんですね。……いい人だったんですね。
35、自分が敵キャラだと知っていますか。
ん……そう、ですね。
36、自分は正しい事をしていると思っていますか。
僕は正しいことをやっていたと思ってたんですけどね。でも今は、正しかったのか間違ってたのか、よく分かりません。
37、手下はいますか。
手下って言うか、僕が手下みたいになってました。
38、それはどんなものですか。
シンさんです。シンさんに使われまくってたんです、これでも。ヴェイグの様子を見てこいだとか、顔を合わせるからお前もついて来いだとか、ガルダーニアを破壊するから手伝えだとか。おかげでさんざんな目に遭ったこともしばしば。
39、ペットがいれば、種類と名前を教えてください。
シンさんの連れにシフォンって鳥がいました。鳥って言っても精霊なんですけどね。銀色の羽をしていて、とっても綺麗な鳥さんなんですよぉ。まあ、シフォンが言うにはこれは自分の姿じゃないそうですけど。
シフォンの本当の名前はクミフォリーと言って、なんか天使さまみたいな格好してるんです。それはそれで素敵でした。シフォンは僕とでも対等に接してくれるから、とても好きでしたねー。
40、髪はどこで切りますか。
自分で切ります。誰かに頼んでぼろぼろにされたら嫌ですもん。
41、流行に敏感ですか、疎いですか。
流行とか興味ないですねー。自分が一番だと思ってましたから。あは。
42、今まででかかった、1番大きな病気を教えてください。(怪我も可)
うーむ。やっぱあれでしょう、力を封じられたこと。力石と黒いガラスを開放してくれたことによって戻りましたけどね。
43、野宿の経験はありますか。
酷いんです。シンさんってば、僕と一緒に行動する時にはいつも野宿ばっかり! 一人で善人としてふらふらする時には宿に泊まってるくせにー!
44、最高で何日間お風呂(シャワー)に入りませんでしたか。
何日間、ですって!? それ以上ですよ! 仕方がないのでいつも近くの川を探して水浴びしてました……。
45、キレイ好きですか。
はい。とってもキレイ好きです。それなのにシンさんはー! むきーっ!!
……はっ! 今、我を忘れていたような……。
46、50メートル走の自己ベストを教えてください。
ついこの間にスーリさんとシンさんと競争したんですけど、スーリさんってば意地になっちゃって。勝てませんでした。ま、シンさんには余裕で勝てましたけどね!
47、あなたの尊敬している人は誰ですか。
尊敬かー。昔は一族の皆さんだったんですが、今ではダザイアさんと樹さん、ですかね。親子であるだけに似てるったらありゃしない。あはは。
48、あなたはどれくらい悪人だと思っていますか。
うん……。昔は世界を滅ぼしてやるーっ、ってムキになってたけど、今は、ね。悪人だとは言われないと思いますよ。
49、あなたの善人度と繊細度はどれくらいだと思っていますか。
そうですねぇ、樹さんには負けますがそこそこ高いんじゃないでしょうか。ほら、僕って一度決めたらなかなか折れないし。それが良い事だとしたら、樹さんともいい勝負になるんじゃないでしょうか。
50、お疲れさまでした。感想をどうぞ。
おや、もうお終いですか。残念ですねー。もっと喋っておきたかったです。
今後僕の出番はないとは思いますが、それでも僕のことを愛してくださるあなたの胸で、僕はいつまでも生き続けます。
そういえばこんな奴もいたっけ、という程度でいいので、覚えていてくださると光栄ですね。
では、ここまで読んでくださりありがとうございました。