登場人物紹介(第六幕用)

 

   そして。

 

○メインメンバー

●川崎樹(かわさきいつき)
「俺の存在理由なんて、自分で決めればそれでいいじゃないか!」
役割:主人公
性別:男
武器:ニ刀剣(剣を二本使うこと)
十五歳の高校生。姉と二人暮し。ごく平凡な青年だった。
運動音痴。頭脳は普通。
何かにつけて逃げ腰。魔力はゼロ。精霊の力を借りて呪文を発動する。
本名をヴェイグ・ベセリアといい、アユラツで作られた存在。
世界の流れを変えるための兵器と呼ばれている。その魂は力石と黒いガラスの魂。
だが、ちょっとした手違いで欠陥品になってしまった。
なんだかんだで不幸な人。
最終的には世界を守る為に力を振るう、RPGで言う勇者みたいな奴。
お人好しなのは彼が光であるため。
どうあっても世界を滅ぼすことを阻止したいと考えている。しかし争い事は避けたいと切に願っている。
5月12日生まれというのは本当ではない。

●リヴァセール・アスラード
言ったじゃない。君を独りにはしないって
役割:相棒
性別:男
武器:短剣、呪文
樹曰く、外人。十五歳。
記憶力がいい。運動音痴ではない。呪文が得意。
魔物に対して異常なほど恐怖を持っており、その時は逃げ腰になる。
自称暗殺者だが本当は警察の特別官。死刑執行人らしい。
大人のことを嫌っているが上官であるヤウラのことは大好き。かなり態度が変わる。
樹を異世界へ飛ばした張本人。
常に黒服を着ているのは昔の上官のため。本人はそれを喪服と呼んでいる。
少なくともメインなメンバーの中では最も普通な人。
12月25日生まれ。

●アレート・ガルダーニア
私だってずっとあなたのこと見ていたんだから
役割:ヒロイン
性別:女
武器:武術、鍵
ガルダーニアという国の王族だった。
本名をウィーダといい、アユラツで改造のようなことをされた人。
力石と黒いガラスを封印している扉の鍵を身体の中に入れられている。
樹と違って完成品であることはあるが、鍵のせいで呪文は使えなくなっている。
しかしどこへ行ってもマイペースに変わりはない子。かなり正直に言いたいことを話す。
実は最も厳しい人なのかもしれない。
7月24日生まれ。

●ジェラー・ホクム
「僕は君と違って自分を大切にしないんだ」
役割:導き人
性別:男
武器:呪文、杖
本名不明。オーアリアでは敵だった。十二歳くらい。
無表情で無愛想。よく樹に強制移動をさせる。
ガーダンを作っているという人の元で働いていたが、今はそれをやめている。
人の心が読める。樹とだけは言葉にしなくても意志を伝えることができる。
行くべき場所もするべきことも見失ったため樹について行くことにした。
自分のことを何も知らないが、それは誰かに意図的に消されたものらしい。
誕生日不明。

●ロスリュ・ワイノルカロ
あら、私は未来が見えるのよ。忘れたの?
役割:未来の語り部
性別:女
武器:扇、銃(昔)
スイベラルグの街で出会う少女。
目的は不明だが、理由も語らずに樹について行くことに。
治癒系の呪文が得意。

昔に交わした約束のために戦わないと決めている。
常に冷静で冷淡。落ち着いた雰囲気を持っている。
現代社会にて一度姿を暗ましたが再び戻ってきた。
本人は少し先の未来が見えると言っているが詳細は不明。
しかし本当の姿は……。

●ラザーラス・デスターニス
「俺はお前にどう思われていようとここに居続けるつもりだ」
役割:お友達
性別:男
武器:鎌
現代社会にて、普通に高校に通っている異世界の住人。
師匠の家に住まわせてもらっている。
厳しくなったり優しくなったりと、性格がはっきりしない人。
過去にあらゆる犯罪を起こしてきたがあまり自覚がない。だが少なくともお人好し。

人を信じすぎたことを悔やんでか、今ではすっかり他人を信用しないようになってしまった。
実は精神的に一番弱い。
昔の名前はロイ・ラトズ。その頃に知り合った真には常にそう呼ばれている。

 

○サブキャラ

●師匠
「少し休め。まだ若いんだから」
役割:師匠
性別:男
武器:物ならなんでも
名前不明。なぜなら忘れたから。
現代社会にてラザーラスと一緒にアメリカの小屋で住んでいる。
昔に現代社会から異世界へ行ったことのある人に知り合ってこちらへ来たらしい。
師匠という名はだてではなく、とりあえずそれなりの力はあるらしい。
性格はのんびりした方なので見落としというものも少なくないとか。
少なくともお人好しな人。
とにかくスーリが嫌いらしい。
本名をカイというらしい。しかし本人はきれいさっぱり忘れているのでそれが本当なのかは不明。
才能に対してかなりの劣等感を抱いている。ここまで強くなったのは果てしない努力をしたからだとか。

●ヤウラ・アシュレー
「何と非難されようとも俺は自分の正義を貫くつもりだ」
役割:警察
性別:男
武器:(多分)短剣
リヴァの上官兼保護者。口が悪いのは全くなおらない。
人によって態度が変わる。敬語を使ったりする時もあるが、ほとんど口が悪いまま話す。
人のことを名字で呼ぶ。が、なぜかラザーラスのことは名字で呼ばない。

立場的に結構偉いらしい。
あまり出番はないがリヴァやラザー関連の話ではよく出没する人。
自称二十七歳。

●ラス・エルカーン
「この世の中は限りなく不公平なんですよ」
役割:対立者
性別:男
武器:ニ刀剣(剣を二本使うこと)
自称武器商人の少年。その容姿は少女のようにも見えるほど中性的。
ダザイアの知り合いで、ワノルロの一族の最後の一人。
昔は空色の髪を持っていた。しかしそれは一族としては異端だったのであまり好きではなかったらしい。
人がいる世界を滅ぼそうとしている。本人曰く、人がいる限り本当の平和なんて訪れない、らしい。
人のことを『彼ら』と呼ぶ。そしてかなり嫌っている。
虚無主義。

●シン・ベセリア
「俺は自分が生まれてきて幸福だなんて一度も思ったことはない」
役割:偽善者
性別:男
武器:主に呪文
樹やスーリと同じくアユラツで作られた存在。

無駄に魔力は多かったが体力に乏しかったので失敗作扱いされていた。
言うならばスーリの弟。しかしそう呼ばれると怒る。
とにかく全てのものを嫌っている。特にスーリと樹を嫌っている。
ただシフォンだけには心を許しているらしい。
アユラツから脱出した後にラスと出会い、それ以来お互いの目的の為に力を貸していた。
最後には全てなくなってしまえばいいと考えている。

●スーリ・ベセリア
「できることなら、君を傷つけたくはなかったんだ」
役割:兄
性別:男
武器:武術
一番初めにアユラツで作られた存在。
シンとは逆で魔力が乏しかった。でも一応呪文は使えるらしい。
とにかくダザイア様様。ダザイアのためなら命だって投げ出す覚悟を持っている。
自分で自分の感情を封印したと言っているがかなり怪しい。
ダザイアの計画を受け継いでずっと頑張ってきたある意味けなげな人。
樹やアレートのことは結構好きらしい。なぜなら兄だから。
実は最も哀しい人なのかもしれない。

対立しながらも、シンやラスの身を心配している。

●ダザイア・ベセリア
時を、世界を、さだめを変えろ。それがお前の存在理由だ」
役割:親
性別:男
武器:なし
アユラツで住んでいた研究者。
樹やアレート、シンやスーリを作った張本人。
すでに他界しており、アユラツには彼の魂が宿った本が残っているだけ。
彼の計画はスーリが受け継いでいる。
言うなら、樹の父親。

昔は樹と似てお人好しだったらしい。

 

○精霊

樹に魔力はまったくないため、精霊たちの力を借りて呪文を発動する。
樹の右腕の腕輪にはめ込まれた石の中で、精霊たちは待機しているらしい。
基本的に性別は決まってないので、見た目で判断するらしい。
最近は召喚呪文が変わってしまったので石の外に出る機会が減ったと不満を持っているとかいないとか。

●エナ
「忘れないでください、私たちは人の為にあるのです」
属性:火、氷、風
性別:女
呪文:エルフォート(火)、ジターザ(氷)、ウインドランス(風)
三つの属性を司りし聖なる精霊。
青く澄んだ長い髪を持つ。
いつも平静を装う人。冷静で誰よりも落ちついている。
しかしどういうわけか、人の名前を呼ぶ時にちょっと発音がおかしい。
本人曰く、エフとはお友達らしい。
容姿から見れば最も年長者。

●エフ
「虚しいもんだな、自分の創造物がより長生きするってのは」
属性:水、地、雷
性別:男
呪文:アカズミーア(水)、アース(地)、バスカルート(雷)
三つの属性を司りし博学なる精霊。
白髪。これを『しらが』と読むと怒る。
髪は長く、前髪で両目が隠れている。後ろは長い髪を一本に束ねている。
容姿は研究者か何かのように見えるが、中身は子供みたいな奴。
エナとはお友達らしい。どこまでいってもそう言い張る。
かなり自信過剰で自分を棚に上げた物言いをする。それによってエナに注意されることがしばしば。

●エミュ
「幸せを追い求めて何が悪いの?」
属性:星
性別:女
呪文:メテオ、メテオシャワー、メテオスウォーム
幾千年の時を越えし星の精霊。
光を帯びた金髪を持つ。後ろで束ねている。
一見マイペースっぽく見えるが本当は誰よりも他人のことを考えている。
かなり仲のいい人以外には敬語で話す。
しかし好きなことに関しては力説して他人を困らせることがよくある。
ものすごく苦いお茶が何よりも好き。

●スルク
「あの頃の気持ち。忘れたわけじゃないさ……」
属性:月
性別:男
呪文:ライト、ライトウインド、ライトソード
世界の影を見守りし月の精霊。
樹曰く、お人好しさん。そう呼ばれるだけあってかなりお人好し。
青い髪は肩まであり、右目が隠れている。
昔は質素な暮らしをしていたらしいがそれは意図的なものだったとか。
精霊や人の全てを合わせて、最も剣術に長けている人。という設定もある。
周りがうるさすぎるので自分がまとめなければ、と必死になること千年以上。苦労人。

●コリア
「あーあ。哀しいや」
属性:太陽

性別:女
呪文:サン、ゴッド、ソレイユ
遥か天空より光をもたらす陽の精霊。
燃えるように赤い髪を持つお姉さん。しかし背は小さい。
豪華なお屋敷に住んでいたため着ているものも豪華。好きなものも豪華。
しかし絵は下手。絵心がまるでないものしか描けない。
他人に勝手にニックネームをつける。そしてそれは無駄に長い。特にスルク。
それでも精霊だけあって常に核心を気にしている。

●オセ
「本当に情けないな、お主は。早く帰って来い――」
属性:光
性別:中性
呪文(?):羽ペン、本、ディザイアー、ディスカバリー
全てを従えし光輝なる精霊。
光を帯びた、見た目がすごい精霊。
顔立ちも声も仕草も口調も中性的。性別はさっぱり分からない。
本人は師匠のことを知っていると言うが、師匠は何も覚えていないので詳細は不明。
とにかく高飛車。高慢。偉そう。
そうなった理由は光を失ったことだと言うが、他にも何か胸に一物を抱えているよう。

●ソイ
「闇が……」
属性:闇
性別:やや女性
呪文:リーズン、シャイニング
終焉より来たりし暗黒の精霊。

真っ黒の髪と目を持つ。それは精霊になったときにそうなったとか。
闇の精霊だけあって持っている空気が冷たい。
他人には敬語で話すが、そこから敬意は感じられない。
オセとは幼なじみらしいがどこか怪しいところがある。
そして。

●シフォン
「僕は何も望んではいけないんです。でないと――」
属性:源
性別:不明
呪文:ジャッジメント
知られざる世界の源の精霊。
銀色の鳥、もしくは青い髪と純白の羽を持つ天使。
常にシンと共に行動していた。
その存在は儚く消えてしまいそうなほど真っ白。
しかし樹に会ってからは注意深く彼を気にしているらしい。

 

○おまけ

●川崎薫(かわさきかおる)
役割:幼なじみ
性別:男
樹の幼なじみ。同級生。
名字が同じなのでよく間違えられたとか。
一人で楽しい奴。あまり人見知りしない。
尚、こいつは話の設定等には一切関係ない本当の脇役である。

●河野真(かわのまこと)
役割:先輩
性別:女
樹にとって、異世界訪問の先輩。
やや男勝りな性格。ラザーのことをロイと呼ぶ。それを直す気は全くないらしい。
師匠とラザーを樹の世界にいざなった張本人。
昔にいろいろあったらしいが詳細は不明。
尚、この作品ではただのゲストとして登場したので本当に脇役である。

 

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